序列44番:シャックス

30の軍団を率いる侯爵。財宝のみならず思考や感覚まで奪い去る盗みの達人
シャックスはコウノトリまたはヒメモリバトの姿で現れるとされています。
といいながら今回は4のおおにわとりですね。
まあ鳥型の魔神は多いですからね、なんかこう変化つけたかったんですよ。
コウノトリっぽい鳥型モンスターもなかなか見当たらないですし。
シャックスはよく嘘をつくという特徴があるんですけど、このおおにわとりのグラフィック、なんだか嘘が得意そうというか、胡散臭い感じがしないでしょうか。
どうも適当なこと言いそうだな、と。
そういうわけで意外に似合うんじゃないかなと思った次第です。
元はこう
19世紀に描かれた地獄の辞典挿絵でのシャックス。
コウノトリですね。
ヒメモリバトとも言われますが、やはりこちらの姿がより一般的でしょう。
馬と一緒に描かれてますけど、シャックスは馬を盗むこともあるというので盗んできた馬なんでしょうか。
嘘を好み、しわがれた声で話すといいます。
盗めないものはない
シャックスの能力はなんといっても窃盗、これにつきます。
その対象となるのは金銀財宝のみならず、人間の視力、聴力などの感覚や、思考能力にまでおよぶとか。
ソフト&ウェットのごとく様々なものを奪い取るんですね。
ドラクエでいうとマホトーン、マヌーサ、メダパニあたりは使ってきそうな気がします。
盗んだ金は1200年後に返すこともあるといいますが、これも適当な嘘である可能性は高いでしょう。
また魔法の結界や、ほかの魔物に見張られていない財宝のありかを教えてくれることも。
一応召喚者の命令には従順な素振りを見せるものの、やはり嘘つきなので信用してはいけません。
ただ魔法陣の中に閉じ込めると、超自然的な事柄に関して真実を語るともいわれています。
なかなかに悪魔らしい気まぐれさです。
創作におけるシャックス
デビルサマナーソウルハッカーズでは怪盗のような仮面をつけたコウノトリ姿で登場。
手には人間から奪った感覚のシンボルとして、たくさんの目や耳を持っています。
このデザインセンスは抜きん出ていると感じますね。