序列56番:グレモリー

序列56番:グレモリー

26の軍団を率いる公爵。女性の愛をもたらす女魔神

 

ゴモリー、あるいはガモリーやゲモリーと呼ばれることもあるようですが、

ゲモリーはないでしょう。

グレモリーの語感がベストだと思います。

72柱の中でも数少ない女性の魔神で、その姿は大きなラクダにまたがった美しい貴婦人です。

ヴェパールなんかも女性とされるようですが、

人間姿の女性となるとグレモリーが唯一になりますのでキャラ的にも貴重だといえます。

で、女性とくれば該当するモンスターはやはりビビアンしかいないでしょう。

パイモンの色違いですね。

貴婦人というにははっちゃけすぎな外見ですが、細かいことは気にしません。

 

元はこう

 

地獄の辞典グレモリー

19世紀に描かれた地獄の辞典挿絵のグレモリー。

黒いベルベットのドレスとレースのベールが上品でいいですね。

実は「乗ってるラクダ=ウヴァル」説もあるようですが、

これは近年の創作というか江口設定っぽいです。

しかしながらけっこう浸透してるように思います。

 

恋愛成就

 

グレモリーは過去・現在・未来について知り、隠された財宝のありかを教えてくれます

しかし最大の能力は、女性の愛を得る方法を授けること。

グレモリーの恩恵にあずかればいかなる女性からも愛されるようになるらしいので、

召喚需要は高そうですね。

 

盛られがち

 

グレモリーは72柱中で人間の女性姿であることがはっきりと記述される唯一の魔神のため、

創作においてもなにかと作者の想像力を掻き立てられる存在だと思うんですよ。

とにかくいろんなキャラ付けをされやすいんですね。

上で述べた「乗ってるラクダはウヴァル」というのもそうなんですけど、

ほかにも「かつてはマルコシアスを騎乗獣としていた」とか、

実はリリスの妹である」とか、「ルシファーの寵妃」とか、

本来はレヴェナという月の女神である」とか、

近年においてかなりいろいろと設定が盛られています。

と言ってもほとんどはいつもの江口設定なんですけど、

グレモリーに関してはこの創作設定の浸透度がかなり高いように感じます。

様々な創作作品でこの説が採用されてたりするんですよね。

まあドラクエの場合でも、

グレモリーはなかまをよんだ!マルコシアスがあらわれた!

とかなったらそれは熱い展開ですけどね。

グレモリー自身はあまり直接攻撃をしてこないタイプだと思いますが、

補助系と回復系の特技でマルコシアスをサポートされるとかなり苦戦することになるでしょう。

いやほんと江口氏の影響力おそるべし。