序列63番:アンドラス

30の軍団を率いる侯爵。破壊的な性質を持つ殺し屋
アンドラス、いいですよね。
一般的な知名度はやっぱり低いのでしょうが、
創作作品においてはちょくちょく登場してるんじゃないでしょうか。
ビジュアルといい職能といい、キャラがはっきりしているので使いやすいんだろうなと思うんですよ。
まあアンドラスの性質については後述するとして、まずはその姿についてです。
翼を持った天使なんですよ、アンドラスは。
ただ普通の天使ではないんですね。
手に燃える剣を握りしめたフクロウの頭を持つ天使で、黒い狼に騎乗しているんです。
このいかにも堕天使といった趣の禍々しい悪魔的デザインはインパクトがありますよね。
ライオン型魔神などは数が多くて見分けがつきにくくなってしまってますけど、
このアンドラスはパッと見で判別できますしね。
で、じゃあこの個性的なアンドラスをドラクエモンスターでどう表現するかって話なんですけど、
いないんですよ。
鳥頭の天使とか難易度高い。
ただ、かろうじてフクロウのモンスターはいたんですね。
そう、5のアウルベアー(モーザ)です。
体が熊ということなのでその点ではアンドラスっぽくないんですけど、
フクロウ頭というだけでも及第点と言えるでしょう。
元はこう
19世紀に描かれた地獄の辞典挿絵でのアンドラス。
72柱の中でも有名な絵ではないでしょうか。
悪魔的要素がふんだんに散りばめられた秀逸なデザインです。
他の魔神とのキャラかぶりもなく、
確固たる悪役として重要な存在だと思います。
召喚は危険
アンドラスは72柱の中でも有数の、悪魔らしい性質が強い魔神です。
まずその能力は不和をもたらすというもの。
アンドラスの手にかかれば、どんなに結束力が強い組織であってもたちまちの内にいざこざが頻発し、
内部崩壊を起こすといいます。
これぞ悪魔と言わんばかりの人心操作っぷり。
さらには敵を皆殺しにする方法を教えてくれるとも言われています。
この時点で相当危険なニオイがしますよね。
敵対する組織をなんとかしたいという方にとっては、
アンドラスの力を借りてでも…と思うことがあるかもしれません。
が、はやまらないほうがいいでしょう。
なぜならアンドラスは召喚者やその仲間ともども、皆殺しにする機会を狙っているからです。
皆殺しにしたがりすぎですね。
とにかく殺しが専門の魔神なので、召喚には細心の注意を払う必要があります。
ちょっと油断しようものなら、その隙をついてこちらに剣を向けてくる可能性が高いでしょう。