序列52番:アロセール

36の軍団を率いる公爵。天文学と使い魔を授ける
アロケル、アロケス、アロセス、アロケン、アロイエンなどとも呼ばれる、
表記ゆれの激しい魔神です。
その姿はというと、大きな馬にまたがった獅子のような風貌を持つ戦士だといいます。
「獅子のような」と述べましたが、どうもアロセールは「獅子っぽいけど獅子じゃない」説と「獅子だよ」説があるみたいですね。
このどちらの説を採るのかということですが、ここは獅子じゃない説でいきましょう。
というのはもちろん、ライオン型魔神が多すぎるからです。
ここでアロセールをライオンにしてしまうとグラフィックもかぶりすぎるので、
「獅子っぽいだけ」ということにしておいたほうがいいでしょう。
で、今回アロセール役としては4のてっきゅうまじん(オーガー)としました。
まあバティンの色違いとなりましたが、このてっきゅうまじんは馬に乗ってこそいないものの、
逆立つ髪と長いひげはライオンのたてがみのようじゃないですか。
かつ屈強な戦士ということで、意外に適役ではないかと思います。
元はこう
19世紀に描かれた地獄の辞典挿絵でのアロセール。
72柱の挿絵の中でもかなりかっこいい方ではないでしょうか。
馬まで強そう。
72柱の中でも戦闘能力は上位という印象があります。
しわがれた声で話し、瞳は燃えるように赤いということなので、今回のグラフィックでも目は赤くしています。
それと鉄球のついたモーニングスターのような武器を持っているので、
アロセールをてっきゅうまじんで表現するというのはやはりなかなかアリなんじゃないかと思います。
文武両道
アロセールは天文学や教養学の伝授のほか、良い使い魔を与えてくれるともいいます。
戦闘にも強そうですが、サブナックのような軍事方面の能力に関しては特に記述が見当たりません。
創作におけるアロセール
SFCソフト「ロマンシングサガ3」ではフォルネウス、アウナス(アミィ)、ビューネイ(ブネ)とともに、
四魔貴族のひとりとしてアラケスの名で登場しました。
これはけっこう大きく扱ってくれて嬉しかったですね。